About

記と憶(Ki to Oku)は、記憶・記録・再生をめぐるメディアです。

このサイトを作ろうと思ったのは、「記憶」という言葉があまりにも多くの意味を持っていると感じたからです。人の脳に刻まれる記憶。社会が残す記録。そして、写真や音楽、コンピューターが“再生”する記憶のかたち。

記憶は科学でもあり、技術でもあり、文化でもあります。
忘れること。思い出すこと。記録すること。再生すること。
それらはすべて、人が世界をどう理解し、どう残していくかという営みの一部です。

ここでは、脳とデータ、物語とテクノロジー、時間と忘却のあいだを行き来しながら、「記憶」を多面的に観察していきます。完成された知識ではなく、興味や疑問を手がかりにした小さな探究の記録として、この場所を育てていきます。