About

記と憶(Ki to Oku)は、記憶・記録・再生をめぐるメディアです。

なぜ、この「記と憶 Ki to Oku」を立ち上げたのか。それは、私がこれまで触れた物語や創作物の中で、「記憶」が鍵となる作品に強く惹かれ続けてきたことに端を発しています。なぜ、人はこれほどまでに、忘却、喪失、改ざん、そして再生といった記憶のテーマに心を動かされるのでしょうか。

この個人的な興味は、やがて編集者・ライターとしてこれまで扱ってきたテクノロジーや科学の分野にも共通する、より大きな問いへと広がりました。

人の脳に刻まれる個人的な記憶。社会が文書や制度として残す記録。そして、AIや技術が“再生”する、さまざまな記憶のかたち。

記憶とは、脳科学や心理学といった科学的な領域だけでなく、技術でもあり、また物語や芸術、すなわち文化に関わるものでもあります。これらは別々に語られがちですが、根底ではすべてが「人が世界をどう理解し、どう残していくのか」という根源的な試みにつながっていると考えています。

この場所では、脳とデータ、物語とテクノロジー、時間と忘却といった境界を行き来しながら、「記憶」というテーマを多角的に観察していきます。

私は、ここで完成された知識を提供したいわけではありません。むしろ、私自身のライフワークとしての探求心と、読者の皆さまの疑問を手がかりに、一緒に小さな探究を続けていく、その記録としてこの場所を育てていきたいと思っています。

2025年11月 編集:畑邊康浩(Yasuhiro Hatabe)
Contact: htby [at] textflood.net
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